2018/2/12 恐ろしい果実 ・・・ シロハラ食事中(栗東市)

冬の林を散策中、褐色の落ち葉の中に、ひと際目立つ真っ赤な果実に出会ことがある。その名は「マムシグサ」。夏に花をつけるが、その茎の模様が毒ヘビのマムシに似ていることから名付けられた。落ち葉をめくりながら食べ物を探していたシロハラが、冬枯れで倒れた果実を発見。チョン、チョンと跳ねながら近づくと、一粒一粒ついばんでいく。果実の中には薄い果肉と大きな種子が入っていて、それを丸呑みにするため、糞の中には白い種子がたくさん含まれている。食事中にお邪魔して、そっとワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/2/5 三者三様 ・・・ 雪の日のタシギ(守山市)

雪の積もった水辺に3羽のタシギがいた。普段であれば、かなり警戒心の強い鳥だが、まったくこちらを警戒することもなく、くちばしを泥に突っ込みながら、どんどん近づいてきた。日本海側の大雪でエサが採れずに渡って来たのか、とにかくお腹が空いていて、人を警戒しているどころではないごようす。3羽同時に画面に入るタイミングを待っていると、1羽が真後ろ、1羽が真正面、1羽が真横、三者三様のサービスカット。泥の中からミミズを引きずり出して食べるようすなど見ていると、寒さも忘れてしまう。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/29 大小のシンクロ ・・・ ダイサギとコサギ(草津市)

関東地方が大雪に見舞われた翌日、琵琶湖周辺には強風が吹き荒れていた。そんな中、岸辺にたたずむダイサギとコサギがいた。2羽を同時に写し込もうと近づくが、ダイサギが手前に、コサギがその後方にいるため、どちらかのピントがずれてしまう。2羽ともにピントが合う位置にサギが移動してくれるのを、ひたすら待つ。サギの足もとでエサを取るオオバンやカイツブリを楽しみながら待つこと2時間。ヌートリアに驚いたコサギがダイサギに近づきツーショット。羽づくろいシンクロのおまけ付き。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/22 残念な果実 ・・・ ジョウビタキ食事中(守山市)

食事中のジョウビタキ♀をワンショット。食べているのは、ツル植物の果実。その名は「ヘクソカズラ」。花の香りが、あまりよろしくないことから付けられた残念な名前。このジョウビタキを見ていると、食事の8割は昆虫食で、枝に潜む幼虫や地面の草かげに隠れる幼虫などを見つけ食べている。その間に、箸休めのように立ち寄るヘクソカズラの果実。立ち寄り時間は1〜2分。立ち寄りコースで待ち伏せて、3mほどの至近距離から静音モードでこっそり撮影。2粒ほど食べては、昆虫のいる周遊コースへ戻っていく。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/15 にわか雪 ・・・ カイツブリに降る雪(守山市)

寒風吹き抜ける中、水鳥たちを見ていると、比良山方面から鉛色の雲がやって来た。あっという間に辺りが暗くなり、たくさんの綿雪が降りはじめた。そんな時、目の前にちょこんと姿を見せたカイツブリ。カイツブリはすぐに潜水してしまうので、背中に雪が積もることはないが、降る雪が一ひら、二ひらと羽毛に貼りついていく。一ひらでも多く雪が貼りついた姿を撮影したくて、「潜るなよ、もう少しじっとしていろよ」と心の声を掛けながら、凍える指でワンショット。雪雲はすぐに通り過ぎ、つかの間のにわか雪。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/1/8 お正月はトランプ遊び? ・・・ アオジの落ち葉めくり(京都市)

モミジの落ち葉に埋め尽くされた林下から「カサ、コソ」とかすかな音が聞こえてきた。そっとしゃがみ込み、その音を探ってみると、赤い落ち葉に埋もれるようにしてアオジの姿があった。何をしているのか、ようすを見ていると、アオジは落ち葉めくりの真っ最中。アオジは地面に落ちた草の種子を食べたいのだが、その種子を落ち葉が覆い隠してしまっているのだ。あちらの落ち葉をめくり、こちらの落ち葉をめくり、懸命に種子を探している。そんな健気なアオジの姿を、こちらはのんきにワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/1 謹賀新年 ・・・ ノスリ低空飛翔(守山市)

2018年、初めの1枚は昨年暮れに撮影したノスリ。ワシやタカを撮影する時、下から見上げるアングルが多くなるが、今回は視線の高さで撮影することができた。僕は写真の解像性を最も重要視しているのでテレコンは使用しない、感度はISO400までと決めている。できれば全ての写真をISO100で撮りたいところだが、今回のような飛翔の場合、それではブレてしまうため、ISO320に上げての撮影になった。今年はどんな自然に出会えるか、どんな写真が撮れるのか・・・
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
(撮影・Canon6D・ISO320)