2018/12/24 おっと危ない ・・・ クロコノマチョウ越冬?(栗東市)

冷たい北風が吹く林道を歩きながら、山側に2、3歩入りかけた時、足もとの草むらに、クロコノマチョウが倒れるようにしている姿を見つけた。普通に歩いていれば、気づくこともなかったろうが、足もとにあった動物の糞に目をやったことで、偶然見つけることが出来た。クロコノマチョウを知っている人でなければ、まず枯葉としか見えないだろう。危うく踏みつけてしまうところ。危ない、危ない。すぐそばで草を揺らしても、撮影しても全く動かない。触覚が羽に隠されていないが、これが越冬状態なのかな?・・・
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/12/17 ちょっと眠いな ・・・ 小春日和のニホンカナヘビ(栗東市)

小春日和の日、日当たりの良い雑木林で落ち葉を踏みながら歩いていると、足もとからイナゴやアキアカネが飛び出してくる。日の光で温められた落ち葉は、もうじき、その一生を終える昆虫たちの安らぎの場になっている。そんな昆虫を狙うカナヘビの姿も多く見られ、中には今年生まれた幼体もいる。写真の子も体長6cmほどの幼体で、昨日までの寒さで冬眠準備に入ろうとしていたところ、思わぬ暖かさで起こされたといった感じ。眠そうな目で落ち葉をよじ登ろうとする姿が、あまりにも可愛くてワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/12/10 うんこの山 ・・・ ハクビシンのため糞(栗東市)

色とりどりのモミジトンネルを歩いていると、幹の分かれ目に妙な物体があることに気がついた。「なんだあれは??」・・近づいて見ると、真新しい動物の糞であることがすぐに分かった。薄緑色の糞の中には小さな種子がたくさん含まれていて、それがサルナシの種子であることも一目で判別できた。サルナシ糞の下には、アケビの種子をたくさん含んだ古い糞が土台のようになっていて、ここがハクビシンのため糞場になっているようだ。ハクビシンやアライグマなど、外来動物が栗東市の山にも進出してきた。
(撮影・Canon6D・ISO320)

2018/12/3 キチョウのそばで ・・・ ホソミイトトンボ越冬(栗東市)

先週紹介したキチョウを見つけた日、その林道を少し登ったところでホソミイトトンボが、小さな窪みに隠れるように、冬越し体勢に入っていた。日本のトンボの中で成虫のまま冬越しするのは3種類、その中のひとつがこのホソミイトトンボ。越冬中は枯れ枝に似た褐色だが、春が来て水辺に戻るころは、青色に変化する。このまま、この場所で冬越ししてくれれば、降雪時に雪と一緒に撮影できそうだが、今後も気温が上がる日があるに違いない。再び移動してしまえば3cmほどの小さなトンボを探すのは、なかなか難しい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/11/26 シダに隠れて ・・・ キチョウ冬越し(栗東市)

先日の小春日和には、まだひらひらと飛び回っていたキチョウが、急に冷え込んだこの日、姿が見えなくなった。いよいよ冬越しのはじまりか。キチョウは林縁の草陰で成虫のまま冬越しをするので、その姿を探してみることにした。林道脇に覆い被さるように群生するシダの裏をのぞき込み、入念に探す。飛んでいると羽の黄色がよく目立つが、葉裏に隠れてしまうとなかなか見つけられない。「いた!」普段は触覚を出したまま草花に止まるが、羽に触覚を仕舞い込み、逆さまに止まっているのが冬越しの特徴。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/11/19 脱出成功 … コナラからシギゾウムシ(栗東市)

拾い集めたドングリをしまっておいたら、ころんとした幼虫がたくさん出現していた… そんな経験をしたことがあるだろう。その正体は、シギゾウムシやハイイロチョッキリなどの幼虫。夏、まだドングリが緑色のころに、親がドングリ内部に卵を産みつける。孵化した幼虫は内部の子葉を食べ成長し、秋に内側から表皮をかじり外へ脱出する。ドングリをしんとした場所に置き、耳を澄ますと、幼虫が皮をかじる音が「カリ、カリカリ」と聞こえてくる。小さな穴が開きはじめてから、脱出までの一部始終を見届ける。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/11/12 そろそろ冬支度 … 越冬前のホソミオツネントンボ(栗東市)

ホソミオツネントンボはトンボの中で、成虫で冬越しをする数少ないトンボのひとつ。オツネンとは「越年」のこと。春から夏にかけては水田周りなどに暮らしていて、冬になると少し山手に入り、薮の小枝に擬態するようにして冬越しをする。つい先日、ネジキの冬芽にとまるホソミオツネンを見つけた。この日は暖かく、冬越し体勢に入るには、まだ少し早い。このまま気温が下がる夕方まで動きを追っていれば、冬越しする場所の見当が付くかもしれないが、今日のところは、逆光を受けて輝く紅葉を背景に、ワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/11/5 花泥棒 … ミゾソバを食べるツユムシ(栗東市)

秋の水田水路を、ピンク色で埋め尽くすミゾソバ。花の蜜を求めてハチやアブ、チョウのなかまが次々にやって来る。彼らは、蜜をもらう代わりに受粉の手伝いをしている。そんな中で、ツユムシが花をムシャムシャ食べていた。よく見ると、花びらだけでなくオシベもメシベも食べてしまう。体に花粉が付着していて、受粉の役割も担っているかもしれないが、花だけ食べているとしたら、これは正に花泥棒。まあ、これだけ大量の花があるのだから、彼らが少々泥棒したところで、ミゾソバは痛くも痒くもないだろう。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/10/29 命がけの恋 … ジョロウグモの交尾(栗東市)

生きものの名前には色々あるが、ジョロウグモとは、その姿、その生態からして、言い得て妙な名付けだ。この日、メスの少し上で、向かい合うようにしているオスがいた。これは交尾のシーンが撮れる予感。時々オスが腹を小刻みに揺らし、糸伝いにメスに何かを伝えているようにも見えるが、定かではない。オスはメスが少しでも動くと、あわてて巣の上へ逃げるが、またすぐにメスに近づく。寄っては逃げるを繰り返すこと約2時間、一歩間違えば、獲物として食われてしまうオスが、命がけの恋を成就する。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/10/22 秋雨 … 雨粒に濡れるアキアカネ(栗東市)

秋雨の降る日、雨に濡れた野の花や、小さな生き物を狙い山里へ。この日は思いのほか風が強く、野の草花は大きく揺れていた。そんな中、枯れたススキの先端にアキアカネが止まっていた。好天であれば、たくさんのアキアカネが集まり、すぐそばの水田で産卵をしている時間帯だが、今日はそんな姿が見られない。雨に濡れたアキアカネは、時々羽を震わせて、羽についた雨粒をはじきとばす。写真に雨を移し込もうとする時、背景が暗色の場所を選ぶと、雨が線になって写ってくれる。雨の日の撮影も、これまた楽し・・
(撮影・Canon6D・ISO320)

2018/10/15 ただ今、再生中 … 短い尾のニホンカナヘビ(栗東市)

ススキ野原で、アカトンボを追いかけていると、足もとにじっと動かないカナヘビがいた。この場所は、まだ太陽の光が差し込まず、あたりの葉上には朝露が残っていた。冷え込んだ朝、カナヘビは体温が上がるのを待っていたのだろう。その尾はとても短く、再生途中。どれほど前かは分からないが、危険を察して尾を切り離し、逃げ切ったに違いない。それにしても、自分の体の一部を切り離したり再生したり、まか不思議な仕組みである。驚かさないよう、体と尾を素早く撮影し、その場をそっと離れることにした。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/10/8 大人への衣替え … ツチイナゴの脱皮(栗東市)

風もなく穏やかな秋の日、草原を散策していると、ススキの茎に逆さまに止まり、脱皮体勢に入ったツチイナゴがいた。まわりをよく見ると、同じように足場を固めた終齢幼虫が4匹いて、その中から撮影しやすいツチイナゴを選び、脱皮のようすを狙ってみた。頭から背中にかけて割れはじめると、徐々に体を反るようにして頭を出し、ぶら下がる。その後、腹を伸ばしながらぶら下がり、脚が固まったところで起き上がり、茎につかまり羽を伸ばしていく。この時期誕生したツチイナゴは秋を過ごし、成虫のまま冬越しをする。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/10/1 逆立ちポーズ … 君の名はヒメアカネ(甲賀市)

ヒメアカネはアキアカネやナツアカネといった、いわゆるアカトンボのなかま。近ごろ、アカトンボの数は急速に減少しているが、その中でも山間の池や水田に暮らすヒメアカネは、環境変化に敏感で、めったに出会うことがなくなった。写真はオス、秋になると成熟し、体が濃い朱色になり、顔が真珠色になる。出会ったこの日、水辺の草原には直射日光が差し込み、気温が高くなっていた。暑さが苦手なヒメアカネは、体に直射日光が当たる面積を減らすため、逆立ちポーズをとる。小さな命が絶滅してしまわぬように…
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/9/24 彼岸の入り … 秋の日のアゲハチョウ(甲賀市)

ぐずついた天気が続いていた山里に、久しぶりに秋の日が降り注いだ。水田では、この貴重な晴れ間を利用し、多くの農家さんがイネ刈りに汗を流していた。そんな風景の中で、ひと際目立つのが、畔で群生するヒガンバナ。その赤色に誘われたアゲハチョウやキアゲハが、羽をはばたかせながら長い口吻を伸ばし、花被片の奥にある蜜を吸う。赤色の蜜レストランは、アゲハチョウたちの出会いの場にもなり、オスとメスの追いかけ合いや、オス同士の縄張り争い、アゲハチョウとキアゲハの争いが見られたりもする。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/9/17 緊急避難 ・・・ アメリカザリガニの穴掘り(栗東市)

イネ刈りの季節をむかえ、水田は水が抜かれ地面が乾きはじめている。そこに大きなエンジン音を響かせながらイネ刈り機がやって来る。水田を利用していた生きものたちは、一目散に避難をはじめる。アメリカザリガニは、穴を掘って地中にもぐり込む。地上は乾いていても、地中には水があるため体が乾燥してしまうことはない。ザリガニは地中で泥を掘り、大きなはさみをブルドーザーのように使い、その泥を地上へ運び出す。穴のまわりに積み上げられた泥の山が、あちらこちらでモコモコと誕生してくる。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/9/10 孵化から40日 ・・・ 大きな口の小さなメダカ(栗東市)

ジンベイザメのように口を大きく開けたメダカの稚魚。ジンベイザメは体長が10m以上もあるが、この子は卵から孵化して40日目、体長は12mmほど。水田雑草のキカシグサが群生する水の中には、たくさんのミジンコが生息していて、稚魚は大きな口を開け、追いかけまわしながらそれを捕食する。稚魚とはいえ、よく見るとメダカの特徴ともいえる背中の黒線が、うっすらと出現してきている。大人になるには、もう少し時間がかかる稚魚たちが、元気に泳ぐメダカの学校、これからもそっと覗いてみることにする。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/9/3 それでも花は花 ・・・ 開花したイネの花(栗東市)

開花といってもイネの花には花びらはなく、オシベやメシベを包む穎(えい)が開く。夏の終わりころ、茎に包まれるように生長してきた穂が顔を出しはじめる。出穂から3日ほど経過した好天の日、穂に日光が降り注ぐ午前中に開花する。それまで、かたく閉じていた穎が少しずつ開き、中に閉じ込められていたオシベが、徐々に伸びはじめる。オシベが伸びる途中で葯(やく)が破れ花の下部にあるメシベに花粉がこぼれ落ちる。これで受粉完了。穎が開きはじめてから、およそ1時間で閉じてしまう地味な花だが、それでも花は花。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/8/27 静かなハス田 ・・・ 休息するケリとチュウサギ(草津市)

琵琶湖近くにあるレンコン栽培のハス田には、サギやケリが集まってくる。ハス田でくらすカエルを狙う鳥もいれば、ただただのんびりと羽を休める鳥もいる。もうじき南の国へ帰るツバメたちが、水面のアメンボやハスの葉上にいる昆虫を猛スピードで補食する姿も見ることができる。 この春から夏にかけては、接写の撮影が多かったので、広い風景での野鳥撮影はなんとなくホッとした気持ちになる。さて、夏も後半を迎え、稲穂も黄金色に染まりはじめている。一息ついたら、田んぼ撮影に戻ることにしよう。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/8/20 妖艶な咲き姿 ・・・ 夜に咲くカラスウリ(栗東市)

夏の夜の楽しみは、セミの羽化や樹液に集まるカブトムシなどの生きもの撮影に限らない。林縁でツルを伸ばし、妖艶な花を開くカラスウリの撮影もまた一興だ。秋に赤く色づくカラスウリの果実はよく目立つが、その花はあまり知られていない。なぜなら、その花は夕暮れから開きはじめ、夜明けには閉じてしまうからだ。夕暮れから、開花のようすを撮影していると、キイロスズメやエビガラスズメといった、スズメガのなかまが吸蜜にやって来る。月明かりの下で、3時間ほどかけて開花した、妖艶な雌花をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/8/13 夏の思い出 ・・・ カブトムシとノコギリクワガタ(栗東市)

夏休み、お爺ちゃんやお婆ちゃんが暮らす、田舎町に出かけている子供たちも、たくさんいることだろう。僕は子供のころ自然豊かな田舎で、カブトムシやクワガタを採集し、飼育を楽しんでいた。飼育箱を開けた時の独特の臭いは、紛れもなく夏休みの臭いで、いくつになってもあの臭いを忘れることはない。今年この木には、夜になるとカブトムシやノコギリクワガタがいつも4、5匹来ているが、写真を撮るだけで採集はしない。自然の中で暮らす虫たちの、ありのままの姿を楽しみに、夜な夜な出かけている。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/8/6 脾臓(ひぞう) ・・・ 生まれたてのメダカ(栗東市)

猛暑続きで、日中に野外で撮影するには限界がある。そのため、自宅撮影や夜の撮影が多くなる。そんな中、体長3mmほどの生まれたばかりのメダカを撮影していて、透明な体の中に、赤色の部分があることに気がついた。肉眼で見えたわけでなく、撮影後に画像を確認していて気づいたのだが・・ この赤色部分は何だ? 赤色といえば血液? 血液といえば心臓? などと、色々調べた結果、脾臓であることが判明した。魚類の場合、脾臓は血液をつくり、貯蔵する臓器らしく、透明な稚魚撮影ならではの発見になった。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/7/30 夜のショータイム ・・・ アブラゼミ羽化(守山市)

夏の夜、恒例のショータイム、セミの羽化があちらこちらではじまっている。今年の夏が猛暑続きのせいか、夜の公園には例年のような蚊の大群はなく、落ち着いて撮影ができる。幼虫を補食するムクドリやカラスがねぐらに帰るころ、穴から出てきた幼虫は草や木によじ登り羽化の準備に入る。まず羽化する位置を決めると、前脚の鋭い爪を葉や幹にくいこませ体を固定する。そこから羽化がはじまり、アブラゼミの場合、羽や体が濃い茶色になるまでには、およそ5時間かかる。この日の撮影終了時間は、午前1時。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/7/23 貝?エビ? ・・・ 卵を背負ったカイエビ(栗東市)

先週掲載したホウネンエビと、同じ水田でくらしているカイエビ。体長は8mmほど、動かないでいると2枚貝にも見える。カブトエビやホウネンエビほどの知名度はなく、見た目も地味なエビだが、ちょこまかと動き回る姿は愛らしい。ホウネンエビはお腹に卵を抱くが、カイエビは背中に卵を背負う。卵を背負ったカイエビを見ていると、時々体を震わせながら泥の中にもぐり込む。もしかするとそこで卵を産み落としているのかもしれない。他の2種より体が小さく、動きが速いため、撮影には苦戦する。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/7/16 ひとときの清涼感 ・・・ ホウネンエビの背泳ぎ(栗東市)

一度水が抜かれ、中干しされていた水田に新たに水が入れられた。そんな水田を覗き込むと、呼吸器の役目をする足を揺らめかせながら、背泳ぎをするホウネンエビがいた。ホウネンエビは体が透明なこともあり、見ていてもカブトエビに比べ清涼感がある。名前の通り、このエビがたくさん生息する水田は、その年豊年になると言われていることから、秋の収穫に期待が持てる。写真は保育のうに卵を抱いたメスで、やがてこの卵を水底に落とし一生を終える。猛暑の中、近くの田んぼをちょっと覗いてみませんか。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/7/9 歯が抜けた! ・・・ トノサマガエルのオタマ(栗東市)

オタマジャクシは、まず後ろ足が出て、それから前足が出て、尾が短くなってカエルになる。あまり知られていないが、後ろ足が徐々に成長するのに対し、前足は体の中で成長し、体の外に出る時には完成されている。それも両前足が同時に出るのではなく、体の左側だけにある呼吸孔から、左前足が先に出て、半日遅れで右側の皮膚が薄くなり右前足が出る。そのころ、肺呼吸に変わっていて、水田雑草を削り取るように食べるために付いていた歯が抜け落ちる。口の下にばらけた刻み海苔のように見えるのが、抜け落ちた歯。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/7/2 夏がキター! ・・・ カブトムシとルリタテハ(栗東市)

雑木林に夏到来。ヤシャブシの樹液にカブトムシ、ルリタテハが来ていた。よく見ると、翅にある4個の黄点が目立つヨツボシオオキスイ、ルリタテハの右下に樹皮の色に似たマダラアシゾウムシもいる。この木の内部にはカミキリムシの幼虫が潜んでいるようで、樹内を掘り進んだ木くずが外に排出されていて、そこから樹液が出ている。カブトムシもルリタテハも美しく、どちらもごく最近羽化したと個体と思われる。日の光に耀くルリタテハの青色を見せたくて、翅を大きく開く瞬間を待ってワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO400)

2018/6/25 その姿は親ゆずり ・・・ アズマヒキガエル上陸開始(栗東市)

今年3月の「今週の1枚」で紹介した産卵(バックナンバー3/26参照)から92日目、オタマジャクシの時期を経てカエルになった幼体が、一斉に上陸を開始した。産卵していた親ガエルは体長が15cmほどもあるが、上陸した幼体の体長はたった6mm。そんな小さな幼体、数百匹が一斉に上陸をはじめるため、踏んづけてしまわぬよう細心の注意をはらう。上陸後、水ぎわの草むらを移動し、山へと入っていく。草や苔を乗り越える時、後ろ足で踏ん張る姿は、まさに親ゆずり。ヒキガエル独特の姿勢をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/6/18 ちょっと失礼 ・・・ 糞をするクチベニマイマイ(守山市)

アジサイの葉の上で糞をするクチベニマイマイ。カタツムリは殻の出入り口付近に呼吸口があり、その並びに肛門がある。アジサイの葉には毒がありカタツムリが食べることはないが、茎の木質部分やそこに付いた付着物を削り取るようにして食べる。アジサイは葉が大きく、地面付近が日陰になるため湿度が高く、カタツムリにとっては絶好の生息場所になる。カタツムリは緑色の野菜を食べれば緑色の糞をし、ニンジンを食べればオレンジ色の糞をする。写真の糞を見れば、アジサイの葉を食べていないことが分かる。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/6/11 幼きころの面影 ・・・ 2種類のオタマジャクシ(栗東市)

子供時代を知らない友人が、幼いころの写真を見せてくれた時、どことなく面影を感じることがある。これはオタマジャクシにも通じるところがあり、カエル好きの人であれば、オタマの顔から種類が分かる。どちらも水田雑草を食べながら成長中で、よく見ると小さな後ろ足が誕生しつつある。さて、このオタマは上がトノサマガエル、下がアマガエル。少し尖った顔をしたトノサマガエルと鼻先から目の後につながる黒線が特徴のアマガエル。幼きころから親ガエルの面影を漂わせるオタマたち、元気に育て。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/6/4 誕生の時 ・・・ ナナホシテントウの羽化(栗東市)

田植えの終わった水田脇にヒメジョオンが群生していた。ヒメジョオンはアブラムシが集まりやすく、自ずとそれをエサにするテントウムシも集まってくる。成虫も見られるし、幼虫や蛹もあちらこちらで見ることができる。テントウムシは幼虫から蛹に変身する前、たった1日だけ前蛹とよばれる時期がある。前蛹は翌日には蛹になり、1週間ほどで成虫になる。ヒメジョオンの葉裏で蛹になったナナホシテントウ、羽化の瞬間を狙ってみた。羽化したばかりは黄色一色の体色だが、30分も経てばうっすらと7つの星が現れる。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/5/28 雨に濡れても ・・・ 田んぼのケリ親子(栗東市)

雨の降る田んぼに、ケリの親子がいた。しばらくようすを見るが、雛は1羽しかいないようで、雨がきつくなると親鳥は雛に近づき、卵を抱くように雛を胸の下に包み込む。ところが、親の心子知らず、雛は「雨なんかへっちゃら」と言わんばかりに、もぞもぞと胸の下から抜け出して、一人遊びをはじめる。雛は1羽しかいないが、2羽の親鳥は交代しながら雛のそばにいて、カラスなどの敵が近づくと、「ケリ、ケリ、ケリ」とけたたましく鳴きながら、スクランブル発進する。雛が無事健やかに育ちますように・・・
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/5/21 純白の妖精 ・・・ ダンゴムシ親子(栗東市)

つい先日生まれた、ダンゴムシの幼体。幼体は透明感のある白色で、体長は1.8mmほど。母親はお腹に膜を張り、その中に卵を産み、卵を抱えたまましばらく生活する。そのため、この季節メスを裏返してお腹を見ると、卵が透けて見える。孵化した幼虫も数日間は膜の中にいるので、探してみると面白い。いよいよ膜を破り外へ出た幼体は、極小なわりに、意外と早足に歩くため、目を懲らしていないと、すぐに見失ってしまう。進行中の老眼で、そんな幼体をファインダー内に捉え、ピントを合わせるのは、至難の業となる。
(撮影・Canon6D・ISO160)

2018/5/14 田んぼ合唱団 ・・・ リードボーカルのアマガエル(草津市)

水の入った田んぼから、カエルの大合唱が聞こえてくる。規則なく一斉に鳴いているように聞こえる合唱団にも、必ずリーダーがいる。田んぼに近づくと、今まで鳴いていたカエルたちが、ぱたっと鳴きやむ。足音や振動に警戒して鳴きやむのだが、その場に座り、じっと動かずにいると、再び合唱がはじまる。その時、最初に鳴きはじめるカエルが決まっていて、その声を聞いたカエルたちが順番に鳴き出し合唱になる。この田んぼのリードボーカルがこのカエル。喉が破れんばかりに大声で歌う姿をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/5/7 女王の争い ・・・ オオスズメバチ樹液戦争(栗東市)

夏から秋の雑木林にやって来るオオスズメバチは働きバチ。同じ巣からやって来る仲間たちなので、仲良く樹液をなめている。ところが、この季節に貴重な樹液にやって来るのは成虫で冬越しした女王バチ。女王は現在巣作り中で、樹液を独占しようと争いがはじまる。他の女王がやって来ると、翅を開き震わせながら威嚇する。それで勝負がつくこともあれば、力が拮抗する場合、噛みつき合いになることもある。この季節ならではの女王戦争、間近で見ていると迫力満点。羽音の重低音にビビりながら、逃げ腰撮影になる。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/4/30 バラの揺りかご ・・・ ヒメクロオトシブミの産卵(栗東市)

群生するノイバラの葉に、いくつかの揺りかごがあるのを見つけた。あたりの葉を見てみると、体長5mmほどのヒメクロオトシブミが、今まさに揺りかご作りをはじめようとしていた。まず、葉の上部に切り込みを入れる。次に葉裏を歩きながら、細い葉脈をかじり葉を柔らかくする。そして主脈をかじり更に柔らかくすると、足に力を入れ葉を二つ折りにする。そして葉先から上へと葉を巻き上げていく。その途中黄色い卵を一つだけ産むと、卵を隠すように葉の付け根まで巻き上げ、揺りかごが完成する。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/4/23 戦略ミス? ・・・ クロヤマアリとカラスノエンドウ(栗東市)

カラスノエンドウは花のすぐ下に、蜜を出す蜜腺がある。この蜜でアリを誘い、葉や花を食べるハムシなどをアリに退治してもらう戦略をとったが、この戦略が裏目に出た。カラスノエンドウにやって来たアブラムシは、口針を差し込み茎内の液汁を吸いながら肛門から甘い液を出す。甘い液はアリにとってのご馳走。アリはアブラムシを攻撃することはなく、それどころかアブラムシを餌にするテントウムシを追い出してしまう。その結果、カラスノエンドウはアブラムシに占領されてしまう運命を背負うことになった。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/4/16 繁殖期をむかえて ・・・ コゲラの縄張り争い(京都市)

芽吹きはじめたクヌギの木で「キキー」「ギギー」と激しく鳴き合い、コゲラが争っていた。この季節、鳥たちは繁殖の時期をむかえ、ペアの相手や営巣地をめぐり縄張り争いが激しくなる。この2羽には力の差がほとんどないようで、どちらも一歩も引かない闘いが続いた。クヌギの幹を上へ下へと動き回り、枝から枝へと絡み合うように追いかけ合いを繰り返す。こちらはその動きに合わせ、ファインダーを覗きながらレンズを振り回すが、動きが速すぎてピント合わせがままならない。そんな中でのワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/4/9 夢中になりすぎて ・・・ セイヨウミツバチ粉まみれ(守山市)

セイヨウタンポポにセイヨウミツバチが来ていた。足に花粉団子をたっぷり付けた個体を撮影しようと狙っていると、体全体が花粉団子になっているミツバチを発見。体に付いた花粉にわずかな蜜を混ぜて、後ろ足にまるめたものが花粉団子。この団子を巣に持ち帰ることになるので、巣に戻る時は、うしろ足に鉄の下駄をはいた状態で飛んでいることになる。こんなにたくさんの花粉を団子にしたら、重たすぎて飛べないのでは?と心配してしまう。そんなことはお構いなし。夢中になってタンポポにもぐり込む姿をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/4/2 夜な夜なモグモグ ・・・ ダンゴムシの夜食(栗東市)

満開をむかえたサクラの片隅に、花の時期を終えたウメの木があった。夜、地面に落ちたウメの花にやって来たのはダンゴムシ。まだ大人になりきれていない小さな幼体。よっこらしょと花びらをよじ登ると、触覚を上下左右に動かしながら、美味しい花粉のありかを探す。ウメの花には花粉の入った葯がたくさんある。ダンゴムシは一番前の足でオシベをしっかりと掴み、小さな口でモグモグと葯を食べ出した。ダンゴムシの食事はとてもゆっくりで、小さな葯ひとつ食べるのに10分もかかる。こちらものんびりワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO125)

2018/3/26 春の雨 ・・・ アズマヒキガエルの産卵(栗東市)

先週の雨の日、もしかしたらと思い、毎年ヒキガエルの卵塊を見る山間の水たまりに行ってみた。ヒキガエルの産卵は雨の日が多く、栗東市では例年3月後半に集中する。到着すると、抱接したペア1組が水に入っていた。そっと近づくが、警戒して水底に身を伏せたまま動かなくなってしまった。水ぎわに膝を付き、雨に濡れながらじっと待つこと約2時間。ようやく警戒心を解いて、目の前で産卵をはじめてくれた。水を含むと寒天質のヒモになる卵も、産みたての卵は細いヒモ状。それを引きずりながら産卵を続ける。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/3/19 春の目覚め ・・・ 動きはじめたナナホシテントウ(野洲市)

汗ばむほどの陽気に誘われて、野の花の撮影に向かうと、あちらこちらにナナホシテントウ。草陰や落葉の下で冬越ししていたテントウムシも、「春が来たぞ」と活動開始。その動きは、ちょこまかしていて意外と早く、マクロレンズで等倍撮影するのに、衰えはじめた?衰えた動体視力では、ピント合わせが苛酷な試練になる。地面に膝をつき、肘をつきながら撮影する我が姿は、ドローンで撮影すると、巨大なシャクトリムシのように映るに違いない。4時間ほどテントウムシに遊んでもらい、この日の撮影は終了。
(撮影・Canon6D・ISO160)

2018/3/12 春近し ・・・ シジュウカラのさえずり(栗東市)

急に暖かくなり、鳥たちのさえずりがあちらこちらで聞かれるようになってきた。田園地帯ではヒバリが歌いはじめ、山ではウグイスが歌いはじめた。シジュウカラは、平野部から山間部まで、広範囲で見られるポピュラーな鳥。さえずりは、お世辞にも美しい歌声とはいえないが「ジュクジュクジュク」というワンフレーズでシジュウカラとわかる。お気に入りの倒木でさえずる姿を撮影していると、ミヤマホジロが群れでやって来て、か細いさえずりを聞かせてくれた。もうじき北へ帰る季節、また来年もここで会えるかな・・・
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/3/5 弱肉強食 ・・・ 血染めのノスリ(守山市)

ヨシ原でオオバンを捕らえたノスリ。そっと近づくが、草陰に隠されてしまい、ほとんど姿が見えない。時折、羽毛がむしられて放り出される瞬間や、内蔵を引き出しているようすが垣間見える。撮影はあきらめ、垣間見える姿と揺れ動く枯れ草の音で捕食を感じていると、突然ノスリが飛び立ち目の前の枝に止まった。食事が終了したのだろう。300mmレンズでは体全体が写しきれないほどの至近距離。くちばしと目の上に、オオバンの生々しい血が付着している。弱肉強食、命のやりとり、野生の瞬間をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/2/26 才能アリ? ・・・ 俳句に添えられたチューリップ(京都市)

この写真、人気TV番組「プレバト!!」などで活躍中の夏井いつき先生の著書、「夏井いつきの「雪」の歳時記」(世界文化社)に掲載されている。この本は正岡子規や小林一茶といった俳人の句と、その句をイメージさせる写真が掲載されていて、併せて、一般から応募された入選句が紹介されている。昨年あたりから趣味で俳句をはじめた妻が、密かに投句していたらしく、書店で入選を知り喜んで購入してきた。夫婦共々まだまだ進化中で、今のところ「才能アリ?」というところ。「名人昇格」までは、まだまだほど遠い。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2018/2/19 水辺の臆病者 ・・・ ヨシ原のクイナ(草津市)

クイナは秋に日本へ渡ってくる冬鳥。琵琶湖周辺のヨシ原などに生息し、枯れ草に隠れるようにしながら水ぎわを移動する。とにかく臆病者で開けた場所に出ることが嫌い、少しの物音や上空を飛ぶ鳥影を見ただけで、草むらに逃げ込んでしまう。そんな臆病者を撮影しようと、いつも姿を見かける場所で待ち伏せをする。待つこと3時間、枯れ草の中を縫うようにこちらへ近づいて来たが、草陰に体が隠れてしまい写真にならない。僕との距離は5mほど、草原の切れ目で全身が見えたところを狙いワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/2/12 恐ろしい果実 ・・・ シロハラ食事中(栗東市)

冬の林を散策中、褐色の落ち葉の中に、ひと際目立つ真っ赤な果実に出会ことがある。その名は「マムシグサ」。夏に花をつけるが、その茎の模様が毒ヘビのマムシに似ていることから名付けられた。落ち葉をめくりながら食べ物を探していたシロハラが、冬枯れで倒れた果実を発見。チョン、チョンと跳ねながら近づくと、一粒一粒ついばんでいく。果実の中には薄い果肉と大きな種子が入っていて、それを丸呑みにするため、糞の中には白い種子がたくさん含まれている。食事中にお邪魔して、そっとワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/2/5 三者三様 ・・・ 雪の日のタシギ(守山市)

雪の積もった水辺に3羽のタシギがいた。普段であれば、かなり警戒心の強い鳥だが、まったくこちらを警戒することもなく、くちばしを泥に突っ込みながら、どんどん近づいてきた。日本海側の大雪でエサが採れずに渡って来たのか、とにかくお腹が空いていて、人を警戒しているどころではないごようす。3羽同時に画面に入るタイミングを待っていると、1羽が真後ろ、1羽が真正面、1羽が真横、三者三様のサービスカット。泥の中からミミズを引きずり出して食べるようすなど見ていると、寒さも忘れてしまう。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/29 大小のシンクロ ・・・ ダイサギとコサギ(草津市)

関東地方が大雪に見舞われた翌日、琵琶湖周辺には強風が吹き荒れていた。そんな中、岸辺にたたずむダイサギとコサギがいた。2羽を同時に写し込もうと近づくが、ダイサギが手前に、コサギがその後方にいるため、どちらかのピントがずれてしまう。2羽ともにピントが合う位置にサギが移動してくれるのを、ひたすら待つ。サギの足もとでエサを取るオオバンやカイツブリを楽しみながら待つこと2時間。ヌートリアに驚いたコサギがダイサギに近づきツーショット。羽づくろいシンクロのおまけ付き。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/22 残念な果実 ・・・ ジョウビタキ食事中(守山市)

食事中のジョウビタキ♀をワンショット。食べているのは、ツル植物の果実。その名は「ヘクソカズラ」。花の香りが、あまりよろしくないことから付けられた残念な名前。このジョウビタキを見ていると、食事の8割は昆虫食で、枝に潜む幼虫や地面の草かげに隠れる幼虫などを見つけ食べている。その間に、箸休めのように立ち寄るヘクソカズラの果実。立ち寄り時間は1〜2分。立ち寄りコースで待ち伏せて、3mほどの至近距離から静音モードでこっそり撮影。2粒ほど食べては、昆虫のいる周遊コースへ戻っていく。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/15 にわか雪 ・・・ カイツブリに降る雪(守山市)

寒風吹き抜ける中、水鳥たちを見ていると、比良山方面から鉛色の雲がやって来た。あっという間に辺りが暗くなり、たくさんの綿雪が降りはじめた。そんな時、目の前にちょこんと姿を見せたカイツブリ。カイツブリはすぐに潜水してしまうので、背中に雪が積もることはないが、降る雪が一ひら、二ひらと羽毛に貼りついていく。一ひらでも多く雪が貼りついた姿を撮影したくて、「潜るなよ、もう少しじっとしていろよ」と心の声を掛けながら、凍える指でワンショット。雪雲はすぐに通り過ぎ、つかの間のにわか雪。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2018/1/8 お正月はトランプ遊び? ・・・ アオジの落ち葉めくり(京都市)

モミジの落ち葉に埋め尽くされた林下から「カサ、コソ」とかすかな音が聞こえてきた。そっとしゃがみ込み、その音を探ってみると、赤い落ち葉に埋もれるようにしてアオジの姿があった。何をしているのか、ようすを見ていると、アオジは落ち葉めくりの真っ最中。アオジは地面に落ちた草の種子を食べたいのだが、その種子を落ち葉が覆い隠してしまっているのだ。あちらの落ち葉をめくり、こちらの落ち葉をめくり、懸命に種子を探している。そんな健気なアオジの姿を、こちらはのんきにワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2018/1/1 謹賀新年 ・・・ ノスリ低空飛翔(守山市)

2018年、初めの1枚は昨年暮れに撮影したノスリ。ワシやタカを撮影する時、下から見上げるアングルが多くなるが、今回は視線の高さで撮影することができた。僕は写真の解像性を最も重要視しているのでテレコンは使用しない、感度はISO400までと決めている。できれば全ての写真をISO100で撮りたいところだが、今回のような飛翔の場合、それではブレてしまうため、ISO320に上げての撮影になった。今年はどんな自然に出会えるか、どんな写真が撮れるのか・・・
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
(撮影・Canon6D・ISO320)