2021/12/27 あとひと頑張り … 初雪の日のホソミオツネントンボ(栗東市)

12月18日、栗東市に初雪が来た。滋賀県南部の平野部でも、前日夜に降り出した雪が、朝には5cmほど積もるとの予報。わくわく気分で翌朝窓の外を見ると、車の屋根にうっすら積もっている程度で期待はずれ。山沿いには雪があるかと、かすかな望みを持ちながら、早朝より出発。街中よりは多少積雪はあるものの、絵になるほどの雪はなく、6匹ほど確認しているホソミオツネントンボの中で、雪をからめて撮影できたのは、この個体だけ。冬将軍よ、あとひと頑張り、栗東市まで雪を運んで来てほしい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/12/20 そこにいるのに見失う … ホソミイトトンボ冬越し中(栗東市)

5日前に、林道沿いで見つけたホソミイトトンボ。先週紹介したホソミオツネントンボと同様に成虫で冬を越す。ホソミオツネンが爪楊枝だとすると、ホソミイトは大きな安全ピンの針といったところ。極細の体型で、枯草と保護色になっているため、すぐそばで見ていても、少し目線を外しただけで、どこに止まっていたか見失ってしまう。こんな冬越しを探し出すのは、運が3割、経験が1割、根気が1割、会いたい気持ちが5割。揺れる草に似せているのか、体を微妙に反らした態勢で風に揺れていた。冬日のワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/12/13 一直線 … ホソミオツネントンボ冬越し中(栗東市)

成虫のまま冬を越すホソミオツネントンボ。青みを帯びていた体色は、秋から褐色に変化し、枯草や枯れ枝に止まると保護色になる。ススキ野原の片隅で見つけたホソミオツネンは、10日ほど同じ場所に止まっているため、ほぼ越冬状態に入っていると思われる。放射冷却で一段と冷え込んだ朝、ホソミオツネンは腹を一直線に持ち上げ止まっていて、面白いことに、時間が経ち、気温が上がるにつれて、腹を徐々に下げていった。まだまだ暖かい日もあるだろうが、雪の日の撮影ができるまで、ここにいてほしい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/12/06 飛んで飛んで … 回って回って、モミジの種子(栗東市)

植物の種子には、風に飛ばされるもの、自らはじけ飛ぶもの、動物に運ばれるものなどさまざまあるが、モミジの種子はプロペラ状の翼を付けた「翼果」。角度の付いた翼は風に乗り、くるくる回りながら離れた場所に落下する。身近なところでは、マツボックリから落ちる種子も、同じ仕組みの翼果になる。「くるくる回って落ちる」を写真でどう表現するかがポイントで、シャッタースピードとストロボの組み合わせを微妙に調整しながら、ピントをどう合わせるか、その方法をあれこれ思案する。その時間がとても楽しい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/11/29 秋の味覚 … 倒木に発生したナメコ(栗東市)

コナラの倒木に発生したナメコ。キノコは似た種類が多く、成長するにつれて傘の大きさや形が変化し、幼菌と姿そのものが全く変わっていくため、正確な種類を判別することは、とても難しい。ただ、ナメコは独特のヌメリがあり、幼菌のころはスーパーで見かける袋詰めのナメコそのものなので、見分けることはたやすい。そんなナメコでも、日に日に大きくなり、この写真を撮影した5日後には、傘の直径が6cmほどにまで成長し、とてもナメコとは思えない姿形になっている。コナラの倒木は菌類に分解され、やがて土に還る。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/11/22 冬支度 … アマガエル冬越しの準備(栗東市)

冷たい風が吹く、林道脇で出会ったアマガエル。アマガエルは田植えのころに産卵を終え、本格的な夏がやってくると、涼しい山の中へ移動する。夏から秋にかけて、木の葉の上やススキの葉上で、瞑想する姿を見せていたアマガエルも、そろそろ冬支度。石の下に潜り込んだり、土の中に潜り込んだりして冬眠に入る。後ろ足で穴を掘りながら、体をモジモジさせ、お尻から潜り込んでいく。こちらがそっと覗き込むと、あちらはあちらで、「あ!見つかった」という顔をするが、安心すると、穴掘り作業を再開する。
(撮影・Canon6D・ISO250)

2021/11/15 最近の出版物より … ワンダーしぜんランド・もみじ

世界文化社、ワンダーしぜんランド「もみじ・いろがかわるしくみ」。僕の写真を中心につくられた幼児向けの本。モミジ葉の色が変わる仕組みや、回りながら落ちる種子、落ちた種子の発芽や成長、モミジの不思議を大きな誌面でわかりやすく解説している。後半では、色とりどりの落ち葉や、秋の自然遊びが紹介されている。月刊誌の場合、出版のほぼ半年前に構成ができあがっていて、今頃はすでに、来年春に向けての写真が動きはじめている。冷え込んだ夜のパソコン作業、スクリーンに並べた写真は、早くも春爛漫。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/11/08 この指とまれ … 秋空とアキアカネ(栗東市)

先日の秋晴れ、すっきりとした青空を生かした写真が撮れないものかと、被写体探しをしていると、「いたいた」枝先に止まるアキアカネ。空に向けて指を伸ばし、アキアカネを指に止まらせてみた。左指に止まらせて、右手だけで100mmマクロ+ストロボ付きのカメラを持ってシャッターを切る。時間とともに、空に伸ばした左腕は筋肉が震え出し、右手の握力がだんだん厳しくなってくる。ピントリングを唇で回し、指を前後させながらのフォーカシング。その2日後、左上腕に筋肉痛が襲ってきた。体を張ったワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/11/01 17個の秋 … ドングリ並べちゃいました(栗東市)

先月、撮影フィールドで見つけたドングリ17種を並べてみた。
左の列、上から順にクヌギ、アベマキ、カシワ、2列目ナラガシワ、ミズナラ、コナラ、ウバメガシ、3列目アカガシ、ツクバネガシ、シラカシ、アラカシ、イチイガシ、4列目ウラジロガシ、ツブラジイ、スダジイ、右列上がシリブカガシ、下がマテバシイ。この17種が、身近でみられるポピュラーなドングリたち。短期間に17種を手に入れないと、芋虫が出現したり、発根したりして撮影ができなくなることも… 急いで拾い集めた17個の小さい秋。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/10/25 秘密の宝物 … 原生林で見つけた石器(河東郡)

小学生時代の趣味のひとつが石器拾い。高崎市鼻高町に石器の出土するポイントがあり、友人と山道を登り、畑の周りを探し回るのが楽しみだった。30年ほど前、北海道の糠平湖周辺を撮影中、伐採工事中の原生林で、あちらこちらに黒曜石の欠けらが落ちていることを発見。よく見てみると、それらは単なる欠けらだけではなく、加工された石器も出土していた。カメラを切り株に置いて、石器探しに熱くなる。石斧、矢じり、皮剥ぎなどを見つけ、東大雪博物館へ届けるが、その日は担当者不在。で、現在は僕の手の中にある。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/10/18 美味の証 … アブノメの咲く水田(甲賀市)

その田んぼを覗き込んだ時に、たくさんの生き物たちがくらし、除草剤に弱い植物たちが元気に育っていたりすると、ここの米はおいしいに違いないと確信する。その指標になる花のひとつがこのアブノメ。花の大きさは5mmほどで高さは15cmほど、滋賀県では9月の下旬に開花する。年々生育数を減らし、今年出会えたのは、たったの2株。稲刈り時期が早まって、開花前に踏みつぶされてしまっていることも多い。「安全で美味しいお米!」を「アブノメ米」や「ゲンゴロウ米」などのブランド名で販売する手もあると思う。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/10/11 幾何学を学ぶ … ハートを描くジョロウグモ(栗東市)

この季節、野道を歩けばあちらこちらで、ジョロウグモの大きな巣に出会う。その中心で8本の足を開き、獲物を待ち伏せるメスの姿が妖しげに見える。巣作りをはじめるころは、まだ若い体で、大人に比べるとふた回りほど小さい。巣作りは、まず枝先から糸を出しながら地面に降りるところからはじまったが、知らぬ間に新しい糸が張られていることに気づかされたり、光の加減で見にくかったり、幾何学者の計算式を理解することはできなかった。ただ、秋の光に反射し、風に揺れる糸の美しさは、充分堪能できた。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2021/10/4 ぐるぐる巻き … シマヘビの呼吸穴(甲賀市)

先日、アブノメやサワトウガラシなど、秋の水田で咲く小さな花を撮影中、シマヘビがトノサマガエルを捕食する場面に遭遇。成長途中と思われる、若いシマヘビが捕らえたのは、大きなトノサマガエル。胴体をぐるぐる巻きにして動きを封じ、口を全開にして頭から飲み込もうとするが、これは大きすぎる。ヘビには喉が詰まっても呼吸できるように、下あごに呼吸用の穴がある。近づいて見ると、この穴が開いたり閉じたりするのがよく分かる。生き物たちの体のつくりは、「うまくできているな」と常々感心させられる。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/9/27 自慢の毒牙 … ニホンマムシのあくび?(栗東市)

雨上がり、マムシは、伐採で残された小さな丸太の上で日向ぼっこをしているように見えた。近づけばすぐ逃げてしまうだろうと思いながら、2mほどの距離でワンショット。「あら?無反応」、もう少し近づいてワンショット。「あらあら無反応」、眠っているのか?いったい何をしているのかと、心の中でマムシに問いながら観察すること約2時間。動きもなく、退屈しかけたとき、ゆっくりと口を大きく開きはじめた。これはあくび?顎の運動?普段見ることのない、自慢の毒牙を見せてくれた。貴重なワンショットにニンマリ。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/9/20 たった1分の影絵 … ひこうき雲と彩雲(野洲市)

水田を散策中、空を見上げると、太陽の周辺にシャーベット状の雲がかかっていた。「これは彩雲が出る」と直感。予想は的中、ほどなく彩雲が現れた。すると、突然真っ白なひこうき雲が伸びてきて、彩雲に影を描き出した。目の錯覚で、ひこう機雲よりも影のほうが上に見えるが、実際は飛行機の高度よりも、低い位置に薄い雲の層があり、その層に雲の影が映し出されている。いくつかの条件がそろわないと、見ることのできない現象。影ができた時間はたった1分。光と雲が作りだした、絶妙で繊細な気象アート。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/9/13 夕刻の訪問者 … ミズオトギリにホオナガスズメバチ(高島市)

水辺に咲くミズオトギリの撮影。ミズオトギリは午後3時ごろに開花し、2時間ほどで閉じてしまう不思議な花。そのわずかな時間だけ、水辺が淡いピンク色の花園になる。小さな花の中には、あふれんばかりの蜜がたまっていて、どこからともなく、虫たちが集まって来る。そこへ訪れたのが、ホオナガスズメバチ。初めての出会いで、体がスリムなため、アシナガバチの一種と考えていたが、帰宅後本種と判明した。開花の時間にせかされながら、引いたり寄ったり、虫を撮ったり、日が傾きかけた晩夏の水辺を動き回る。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/9/6 絶滅危惧種 … 野鳥と共存、アカマダラハナムグリ(栗東市)

この夏に撮影した樹液カフェの写真の中に、見知らぬコガネムシがいた。名前調べを忘れていたことを思い出し、調べたところアカマダラハナムグリと判明。全国的にレッドデータに掲載されていて、2類や希少種に指定されている。猛禽類の巣に卵を産み、幼虫は雛の食べかすなどを食べて成長、巣内で蛹になり成虫になると記されていて、カラスの巣で発見されたこともあるらしい。絶滅危惧種ということだが、こんな地味な昆虫に注目する人間そのものが絶滅危惧種なのだから、ますます発見されなくなるのでは、と思う。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/8/30 今日の空色 … 青空にソライロタケ(栗東市)

栗東市は先週から秋雨前線の影響で、雨の日が続いていた。ようやく青空が見えはじめた日、林道で出会った青色のキノコ、その名はソライロタケ。日本できれいな青色になるキノコは、ソライロタケだけで、数が少なく出会うことが珍しいとされている。傘の直径は1〜2cmほどで、この場所には7本ほどが顔を出していて、近くに卵(幼菌)があり、まだいくつか発生してくる可能性が高い。この長雨がソライロタケの発生に好影響だったのか、秋の気配漂う青空の下、「幸せの青いキノコ」をワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/8/23 墨流し … 夏の風物詩、スミナガシ(栗東市)

「墨流し」とは、平安時代に貴族たちが水に墨を流し入れ、水面にできる模様を楽しんだものが起源とされる。水槽に水を張り染料を水面に垂らし、その模様を生地に写し取る染色技法があり、世界に一つの色模様が染め上げられる。よくぞその名を、このチョウに付けたかと思うほどに、美しい羽色をしたスミナガシ。その羽色に対し、樹液を吸う長い口吻が真紅で、これまた特徴的な色合いだ。栗東市で見かけることは稀で、姿を見つけると、何よりも優先して撮影したくなる。今年の夏、樹液雑木林での最後の1枚。
(撮影・Canon6D・ISO160)

2021/8/16 夏の終わり … ミヤマクワガタの交尾(栗東市)

この夏は、雑木林で樹液に集まる虫たちを中心に撮影していた。はじめはニイニイゼミの声に包まれ、やがてアブラゼミの声が混声し、朝夕にヒグラシが重なり、最近はツクツクボウシが鳴きはじめた。カブトムシの姿がぐっと減り、ミヤマクワガタが交尾をはじめると、夏が終わりに向かっていることが分かる。そろそろ雑木林撮影も終わりだな、と考えていたら、秋雨前線の長雨。野外撮影はあきらめ、早朝から深夜までパソコン画面に向かい、写真の整理や企画書作り。画面に並べた写真を見ながら、あれこれと構想する。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2021/8/9 飲み放題、出し放題 … カブトムシ樹液カフェ(栗東市)

夏の雑木林、クヌギの樹液にカブトムシに集まっていた。時間はお昼を少し過ぎたあたり、こんな昼間から樹液カフェは大盛況。好きなだけ樹液を流し込み、誰に遠慮することもなく放尿する。こちらは、放尿の瞬間を逃すまいと、猛暑の中シャッターレリーズを握りしめたまま、カフェを凝視し続けているのに、のんきな連中だ。樹液カフェはオスとメスの出会いの場でもあり、争いも絶えず、意外と激しい動きがある。そんなようすをYOUTUBEでも紹介している。クワガタやオオムラサキの登場も・・お楽しみください。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2021/8/2 王者の共演 … カブトムシとオオムラサキ(栗東市)

甲虫の王者カブトムシとチョウの王者オオムラサキが、コナラの樹液にやって来た。オオムラサキはここ数年、栗東市でも見かけるようになり、今年は市内で産卵が確認された。おそらく滋賀県南部で放蝶された個体が、自然繁殖を繰り返し、生息域を広げてきたものと考えられる。カブトムシはピクリとも動かず樹液を舐め続けていて、猛暑の炎天下、背中に日差しの攻撃を受けながら、オオムラサキが羽を開く瞬間を待つ。ここ5日間ほど、真青なオオムラサキが毎日ここで吸蜜していて、こちらは日焼けで真っ黒になる。
(撮影・Canon6D・ISO125)

2021/7/26 ヒゲ自慢 … 珍虫、コロギス(栗東市)

コオロギのようでコオロギでなく、キリギリスのようでキリギリスでない、その名はコロギス。樹上で暮らし、鳴くこともなく、口から糸を出して2枚の葉を貼り合わせ、昼間はその中に隠れている。そんな樹上暮らしは、人の目にほとんど触れることはなく、僕の撮影フィールドでも、生息数が多いのか少ないのか、まったく見当がつかない。先日、林道を散策中に樹上から落ちてきたコロギス。大慌てで、モミジの大木を登っていくようすをワンショット。触覚が驚くほど長く、あっいう間に樹上へ駆けあがり姿を消した。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/7/19 少年時代 … ノコギリクワガタのペア(栗東市)

夏まつり 宵かがり 胸の高鳴りに あわせて・・♪♪ そんな季節になってきた。夜の林でヤシャブシの樹液をなめるノコギリクワガタのペア。オスはメスをまたぐようにしていて、他のオスが近づくと、大きな顎で威嚇し追い払う。この木には樹液の出る場所が5か所ほどあり、それぞれにカブトムシやノコギリクワガタ、コクワガタ、ガの仲間が集まってきて、ガを狙う大きなムカデも姿を見せる。手に持った懐中電灯に向かって、スズメガが飛んできたりして、樹液臭に包まれながら、心はすっかり少年時代。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/7/12 草陰でこっそり … コカマキリの脱皮(栗東市)

草原を歩いていると、小さなバッタの幼虫たちが大慌てで飛び出してくる。一見、緑色の幼虫たちは同じように見えるが、間近で確認すると、それぞれが違う種類の幼虫であることが分かる。幼虫たちは何度か脱皮を繰り返し、成虫に変身していく。そんな幼虫たちを狙っているのが、コカマキリ。コカマキリもまだ幼虫、葉陰でこっそり脱皮を繰り返し成長する。そうは言うものの、脱皮のシーンに出会うことはきわめて稀で、貴重な出会いといえる。今回の脱皮は終齢幼虫への変身、成虫への変身をぜひ見てみたい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/7/5 風を感じて … ツバメ、水上飛行(草津市)

山の緑も濃くなり、暗い谷筋の撮影が多くなると、時には開けた場所へ行きたくなる。この日は天気が良く、風が強い。ツバメやトンボの飛翔撮影にはもってこいの気象条件だ。なぜなら、強風に向かって飛ぶ生き物たちは、そのスピードが格段に落ちるからだ。風の強さによっては、ツバメが風に押され、ホバリング状態になることすらある。水辺のツバメ飛翔撮影は、水浴びをする可能性、水上のアメンボを捕食する可能性もあり、期待と楽しみが倍増する。集中力をマックスにしてその一瞬を狙う。
(撮影・Canon6D・ISO400)

2021/6/28 絞りの形 … 谷筋で鳴くオオルリ(栗東市)

先日、谷筋で出会ったオオルリ。繁殖のピークを終えた時期だが、何やら懸命に囀っていた。野鳥に限らず、僕は背景に木漏れ日があると、その木漏れ日をうまく取り込める位置を探る。絞りを調節することで、その木漏れ日が、絞りの形でキラキラ感を演出してくれることを利用する。被写体が、野鳥のように逃げてしまわないものであれば、体を縮めたり、伸ばしたり、左右に動かしたりしながら光の位置を決められるが、相手が野鳥では、それも難しい。今回は、まあそれなりにうまくいったワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO400)

2021/6/21 小型潜水艇 … 田んぼのヒメゲンゴロウ(栗東市)

田んぼを覗き込むと、カブトエビ、ホウネンエビ、オタマジャクシ、ヤゴ、ガムシの仲間など、小さな生き物をたくさん発見できる。もっとよく見ればミジンコやカイエビなど、更に小さな生き物たちもいて、目移りしてしまう。特別珍しい生き物がいるわけではないが、ほんの少しの環境変化で、この普通の生き物たちが絶滅危惧種になってしまう。潜水艇のように水田内を泳ぎまわるヒメゲンゴロウも、今はどこでも見られる小さなゲンゴロウ。普通種でも、たくさん見られるうちに、しっかり撮影しておこうと常に思う。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/6/14 湿地の紅色 … トキソウ開花(野洲市)

数年前に偶然出会った湿地で、トキソウが開花をはじめた。周辺にいくつかの湿地があるが、トキソウが咲くのは、この湿地だけ。トキソウは絶滅が危惧されていて、自然の姿を見ることが難しくなっているが、米原市の山室湿原では、木道が整備されていて、誰もがトキソウを見ることができる。ひっそりと咲くトキソウ、盗掘採集があとをたたないが、この湿地では、毎年紅色の花を見せてくれる。きっと心優しい人たちだけが、こっそり覗きに来ているのだろう。野に咲いていてこその山野草、消えてしまいませんように…
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/6/7 湿地にて … サラサヤンマのホバリング(野洲市)

サラサヤンマとは、なんと美しい名前だろう。サラサを漢字で書くと「更紗」、更紗とは木綿に多様な模様を染め上げた伝統的な織物。他に「更紗」と名のつくものには、サラサドウダンがあり、こちらは初夏の山野で、可憐な花をつける。どちらも、その名にふさわしく、シックな色合いと紋様に彩色されている。サラサヤンマは、湿地を縫うように続く道でホバリングをしていて、僕を縄張り侵入者と見たのか、レンズの反射に反応したのか、手の届く距離で静止飛行を繰り返した。前後左右、上から下から、撮り放題のひとコマ。
(撮影・Canon6D・ISO400)

2021/5/31 密着 … アライグマなかよし兄弟(栗東市)

林道を車で走っていると、路上でじゃれつく小動物がいた。「誰か子犬でも捨てたのか?」とスピードを緩めてみると、「あらま、アライグマではありませんか」。車を降りると、どんどんこちらへ近づいてきた。「ちょっと待て、カメラの準備をするから」と言っている間に車の下へ。しばらくすると、安心したのか、車の下から道の脇へ。僕への警戒心はまったくなく、2頭で遊びはじめた。まるで動くぬいぐるみ。撫でまわしたい気持ちを、ぐっとこらえて撮影開始。
ほんの少し動画も撮影、YOUTUBEはこちらからどうぞ・・・
(撮影・Canon6D・ISO400)

2021/5/24 破裂しそう! … アマガエル熱唱(栗東市)

水田に水が入り、夜になるとカエルの大合唱が聞こえる季節になった。トノサマガエルは水が入るとすぐに産卵をはじめ、合唱の期間がそれほど長くないが、アマガエルは田植え後も、しばらく鳴き続ける。畔に近づくと、振動や物音に警戒して、いったん鳴きやむが、じっとしていると間もなくして鳴きはじめる。その時、最初に鳴きはじめるリードボーカルに狙いを定め、そっと近づく。畔に膝をつき、ペンライトを当てながらピントを合わせ、鳴のうが一番大きく膨らむタイミングでシャッターを切る。「破裂しそう!」
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/5/17 ストロボの威力 … クロマルハナバチの吸蜜(栗東市)

トチノキの花が咲きはじめた。房状の花は高いところに咲いていて、一番低い花でも3mほどの高さにあった。まず背伸びをしながら、手の届く葉をつまみ、徐々にひっぱりながら、次に細い枝をつかみ、花を頭上30cmまで持ってくる。クロマルハナバチも逃げることなく花と一緒に降りてきた。左手でその枝を持ったまま、右手だけで撮影したのがこの写真。100mmマクロ、ISO100、F13、1/160、ピントはマニュアル。全くぶれていないのはストロボの威力。
今回のYouTubeでストロボの使い方を解説中。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/5/10 連載中 … ぼくを探して(守山市)

ひかりのくにの月刊誌「こどもとしぜん」、その裏表紙で連載を担当している。企画名は、「みんなのちかくでかくれんぼ」。思い切り引いた写真を使い、草や木に隠れたり、保護色になったりする生き物を探してもらう企画。4月から来年3月まで12回の連載で、4月号は落ち葉に隠れたカナヘビ、今回5月号はカワセミで、2羽のカワセミを画面から探してもらう。対象読者が幼児のため、超難問というほどではないが、今後大人でも首をかしげる写真が出てくるかもしれない。「どこにいるかな?」撮影が、これまた楽しい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/5/3 生まれたよ … コカマキリの誕生(栗東市)

産卵からおよそ200日、コカマキリの幼虫が誕生した。今までオオカマキリの誕生は、何度か遭遇してきたが、コカマキリの誕生を見たのは初めて、体の大きさは6mmほどで足に縞模様がある。体が小さく発見することも難しいが、一見するとアリのように見えて、葉の裏などでじっとしていると、カマキリと気付かないかもしれない。あたりには、カナヘビやトカゲなど天敵がゴソゴソ、カサカサ、獲物を探して歩き回っている。コカマキリ幼虫、これからどんな姿に変身していくのか、大人になるまで見届けられるかな・・・
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/4/26 夏の装い … 長旅中のユリカモメ(彦根市)

水田に水が入り、代掻き作業がはじまった。かき回された泥の中から、大慌てで逃げ出した小さな生き物たちは、長旅中のユリカモメにとって、絶好のエネルギー補給になる。冬の間、白かった頭部がシックな黒色に変わり、ユリカモメはすっかり夏の装い。カエルやミミズが動くと、水面が動く。その小さな水面変化をユリカモメは見逃さず、時に空中から、時に走り回りながら、次々に獲物を捕食していく。水田を行き来するトラクターの動きに合わせ、一斉に飛翔する姿が美しい。季節の移ろいを感じるワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO125)

2021/4/19 春のひと時 … 渓流にくらすスギタニルリシジミ(長浜市)

ブナの新緑を求め、長浜市の山間部へ向かう。相棒の関慎太郎はサンショウウオやカエル狙い。クマ撃退スプレーとクマよけ鈴を身に付け、山に入る。渓流沿いにはコチャルメルソウやホクリクネコノメソウが開花し、スギタニルリシジミがあちこちを飛び回っていた。里山で普通に見かけるルリシジミと、見た目はほとんど変わらないが、こちらは春のわずかな期間だけ、渓流沿いでのみ出会うことができる。まだ朝早く花を閉じていたミヤマカタバミ。1頭がその葉にとまり、羽を開いた。ルリ色が朝日に輝いたひとコマ。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/4/12 フキの戦略 … ポリネータ―はクロハナアブ(栗東市)

山里にフキノトウとして顔を出す、春の旬菜フキ。フキは雌雄異株で、巧みな受粉戦略をもっている。写真は雄株。雄株は雄花の集まりで、筒状花の中心に棒状のメシベがあるが、成熟能力はなく、花の奥にある花粉を押し出すための役割しかない。雌株はたくさんの雌花が集まってできていて、その中心部分に蜜を出すだけの役割を持つ蜜花がある。雄株の花粉に誘われたポリネータ―は、花粉を体に付けたまま、蜜花に誘われ雌株にやって来る。今回の花粉運び屋ポリネータ―はクロハナアブ、フキの戦略に見事にはまる。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/4/5 目覚めたばかりで … アカタテハの産卵(栗東市)

チョウには、卵で越冬するもの、蛹で越冬するもの、成虫で越冬するものがいる。成虫で越冬するものは少なく、アカタテハは、その中のひとつ。黄砂の影響で、風景が霞んでいた先日、林道脇で産卵するアカタテハに出会った。アカタテハの幼虫が好んで食べる食草は、カラムシやヤブマオ。発芽して間もない、それらの柔らかい葉に卵は産み付けられる。今回の産卵は、カラムシの葉上で、1枚の葉に3個ほどが産み付けられた。寒い冬を無事に乗り越えて、休む間もなく産卵するアカタテハ、「お疲れさま」のワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/3/29 早春の風物詩 … ビロードツリアブ吸蜜(栗東市)

春の気配と共に、最初に活動をはじめるビロードツリアブ。日当たりのいい落ち葉の上で、日向ぼっこをしながら、早春の花を吸蜜する。刺されたら痛そうな口吻をしているが、これは人を刺したりする武器ではなく、ホバリングしながら蜜を吸うための、ストローのようなもの。早春に咲くオオイヌノフグリやカキドオシ、タチツボスミレやハコベなど、色とりどりの花レストランを次々に訪れる。春にだけ出現するビロードツリアブ、春の七草、ハコベ吸蜜のようすを、100mmマクロに中間リングを付けて、ワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/3/22 ズルい写真 … ドングリを隠すニホンリス(栗東市)

冬のえさ不足に備え、食料を備蓄しておく生き物がいる。野鳥でいえばヤマガラやカケス、動物でいえば、リスやノネズミなどがそれにあたる。今回の写真は、その貯食シーンを撮影するため、林内に身を隠し、撮影したワンショット。ところが「貯食シーン」を写真で表現するのは難しく、この写真でも「ドングリを隠すよ」にもなるし「ドングリみつけたよ」にもなる。ようするに、添える文章によって、どちらにも使えるズルい写真ということになる。今季狙っていた「リスとドングリ」は、まずまずの成果、リスくんありがとう・・・
(撮影・Canon6D・ISO125)

2021/3/15 3月14日 … バレンタインデーのメジロ(栗東市)

昨日はバレンタイン、何か素敵なできごとはありましたか? メジロのペアは1年中仲良しで、季節を問わずペアで行動している。林の中に腰を下ろし、そんなメジロを見ていた時に、ペアが並んで羽繕いをする、お気に入りの枝があることに気がついた。お気に入りポイントはいくつかあり、残り少なくなった木の実を食べたり、ツバキの蜜をなめたりしたあと、その枝に戻り羽繕いし合うことを繰り返す。春めいてきた日差しの下で、仲良しメジロのほのぼのとしたようすが、ファインダーいっぱいに… バレンタインのワンショット。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/3/8 旅立ち … 町内会のヘラサギ(栗東市)

自宅から徒歩2分のところにあるため池で、この冬を過ごしたヘラサギ。サギと名がついているがトキの仲間で、秋に日本へ渡って来る冬鳥。この秋冬は、山にこもりきりで、琵琶湖の湖面も通りすがりに2、3度、横目で見た程度。水鳥の撮影は、このヘラサギを20分ほど狙ったくらいで、もうじき春。冠羽が伸びはじめ、繁殖羽になりかけたヘラサギは、2月27日ため池から姿を消した。2年間務めた町内自治会役員も、もうじき終了。一足先に旅立ったヘラサギに「町内の住み心地はいかがでしたか?」と聞いてみたい。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/3/1 最後の果実 … メジロの曲芸ランチ(栗東市)

メジロは、木の実を食べて冬を過ごす。秋にはアケビやカキの実、エゴノキの実など豊富な木の実があり、メジロにとっても選び放題、甘くて美味しい木の実から、順番に食べることができる。やがて季節が進み、冬本番を向えるにつれ、果実の数は減少し、メジロの食事は、枝先に残された小さな木の実になってくる。今日のランチはアオツヅラフジの実。アオツヅラフジは、ツル性の落葉樹木で、白色の粉をふいた黒色の実をつける。ツルの先端にぶら下がり、最後の果実を食べる姿は、軽業師。曲芸ランチのひとコマ。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/2/22 感謝感激 … ドングリを食べるニホンリス(栗東市)

先日終了した無人センサー撮影、最終日のひとコマ。栗東市では、この冬最後の雪になるかもしれない。朝8時に訪れたリスは、ドングリの表皮を剥いて、中身をカリカリ食べているようす、口元から食べかすがあふれている。無人撮影は、動物たちが、お尻を向けていたり、体の一部が写っていなかったり、構図やピントが、ままならないが、頬をふくらませた、食事風景を見せてくれたリスに感謝感激。無人撮影の現場を、YOUTUBEにアップ完了。撮影現場のセッティングや使用機材など、興味のある方は、ぜひご覧あれ。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/2/15 花泥棒 … サクラの花芽を食べるウソ(栗東市)

ソメイヨシノの冬芽には、花になる花芽と葉になる葉芽がある。どちらも硬い鱗片に包まれていて、慣れない人には、どちらが花芽か見分けるのが難しい。今の時期、花芽をカッターで分割してみると、すでに花ができはじめているのが分かる。ウソの大好物がこの花芽。そのせいか、腹部がうっすらサクラ色に染まるアカウソ。花芽を食べられたサクラは、花数が減り、開花が寂しくなるため、花見の観光地では、厄介者あつかいされる。食べかすや鱗片が、木の下のササの葉にハラハラ落ちてきて、パラパラと音を立てる。
(撮影・Canon6D・ISO200)

2021/2/8 可愛さ余って … アイコンにしちゃいました、テン(栗東市)

「夜の訪問者」の撮影現場には2頭のテンが出没している。こちらのテンは、昨年の12月14日に掲載したテンよりも小型で、鼻が真黒なことで区別がつく。まだ幼い個体なのか、キョトンとした目が可愛くてたまらない。その眼差しに惹かれ、グーグルのアカウントアイコンに決めた。一度、2頭が一緒に写っていたことがあったが、その関係性は分からない。ただ、体が大きい個体の方が、力関係の上位にいることは間違いなさそうだ。およそ3カ月、定点撮影したこの現場も、間もなく終了。またどこかで会えるかな・・・
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/2/1 巡回中 … ヤシャブシ巡りするマヒワ(栗東市)

マヒワは、晩秋に日本へ渡って来る小さな渡り鳥。群れをつくり、里山で冬を過ごす。マヒワの好物は木の実の種子、特にヤシャブシの種子が大好物。栗東市の山にはヤシャブシが多く、20〜30羽のマヒワが群れをつくり、次から次へとヤシャブシの木を巡回している。この木を巡回する時間帯は、把握済み。背景が、澄んだ青空になる日を狙い、待ち伏せ。「来た、来た」マヒワは種子を食べはじめると、警戒心が解かれる。真下にいる僕を気にすることなく、実にぶら下がりながら、夢中で種子をほおばっていた。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/1/25 昼の訪問者 … 午前10時のニホンリス(栗東市)

「夜の訪問者」撮影現場に、ここ最近ニホンリスが姿を現すようになった。リスは朝から昼くらいまでの時間に現れることが多く、暗い時間帯には全く姿を見せない。今までの経験では、夜の時間帯に姿を見せることが多かったが、この現場はテンやアライグマなど肉食獣の出現率が高いため、それを警戒しているのかもしれない。気温が下がったせいか、繁殖期が近くなったためか、アライグマの出現率が激減してきた。季節の移ろいとともに、気づかぬところで、森の舞台も登場役者が変化していく。これが定点の面白さ・・・
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/1/18 本当は青くない? … 構造色のルリビタキ(栗東市)

この冬、林道を散策していると、ルリビタキによく出会う。そんなルリビタキを、少々アップで撮影してみた。野鳥の羽色は大きく分けて、色素と構造色で構成されているらしく、色素は主にメラニン色素で、ルリビタキのような青色は小羽枝(しょううし)表面の構造で、青色に見えるという。透明のシャボン玉やCDの書き込み面が、虹色に見えるのと同じ原理で、小羽枝の表面が粒状になっていたり、網目状になっていたりすることで、発色しているらしい。それでも、なぜ「青色」に見えるのか、難しすぎて理解できない。
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/1/11 夜の訪問者(その4) … 午後9時のハクビシン(栗東市)

ハクビシンは、アライグマと同様に外来種ではあるが、いつ、どこから移入されたか、そのルーツが分からないため、アライグマのような特定外来生物には指定されていない。さて、夜の訪問者の撮影は、赤外線センサーで撮影している。送信機から受信機へ向け放出された赤外線を、動物が遮ることでシャッターが切れる仕組みだ。検索サイトで「研究室創遊オンラインショップ」と検索すると、動物撮影に使えるセンサーが各種販売されている。僕のセンサー撮影方法を3月くらいに、YOUTUBEで紹介予定。お楽しみに・・・
(撮影・Canon6D・ISO100)

2021/1/1 謹賀新年 … 可愛い顔したオニグルミ(草津市)

昨年は、新型コロナウィルスに振り回された1年でしたが、今年こそは、笑顔で暮らせる日々が取り戻せますよう願っています。そんな意味で、この写真を今年の1枚目にセレクトしてみました。枝先で笑顔を見せているのは、オニグルミの葉が落ちた痕、葉痕です。笑顔に見えるのは、枝から葉へ、養分や水分が運ばれた部分です。皆さんの身近なところでは、アジサイやサクラの葉痕で、たくさんの笑顔に出会うことができます。冬ならではの笑顔です。一度覗いてみてください。今年も、あれこれ掲載します。どうぞよろしくお願いいたします。
(撮影・Canon6D・ISO100)